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[インタビュー] アンティークカフェ百白花 ひさこ様

2015.6.21

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素敵なお店や宿がたくさんある蓼科・八ヶ岳エリア。
本サイトをご覧の皆様のなかには、これから開業を目指している方もいらっしゃるでしょう。

「インタビュー」では、
蓼科・八ヶ岳エリアでお店や宿を営業されている方の
開業にあたっての想いや、これから開業される方へのアドバイスをお伝えしていきます。

今回は2015年5月にオープンした「アンティークカフェ百白花」のひさこ様にお話を伺いました。

物件との出会い。見つかるときは見つかるもの。

ーはじめに、原村でお店を始めたきっかけを教えてください。

もともと東京でアンティーク雑貨を取り扱うお店をやっていたんです。
姉が趣味で集め始めたアンティークにハマっちゃって。

原村には、ドライフラワーを仕入れるために日帰りでよく来ていたんです。
東京で買うと高いでしょ、原村なら農協で安く売ってるから。

それで、姉が田舎暮らしがしたいって言い始めて、
夫も私も「それもいいなあ。」ってノリで移住を考え始めました。

ー物件の決め手はなんでしたか?

いろんな不動産屋さんに、たくさんの物件を紹介していただいたんですけど、
この物件は見た瞬間に「ここだ」って思ったんです。

見つかるときには見つかるもんだなあ〜と思いましたね。

あんまり人里離れた場所はこわいなあと思っていたので、
ある程度近くに人が住んでいるのもうれしいし、
お店の前が開けていて素敵でしょう。

前は紅茶専門店だったこともあって、建物の雰囲気もとても良かった。

私も夫も姉も全員気に入って、すぐに契約することになりました。

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毎日が楽しい。全てが新鮮な日々。

ー東京から移住されて、八ヶ岳生活はどうですか?

もうね、毎日楽しいですよ!
移住してからはちょうど一年経ったところなんですけど、全部が新しいことだから。

冬は一日中雪で遊びました。
サラサラの雪って、東京では見れないですよね。

つかんで投げるとキラキラって光るんですよ。
それを上手くカメラに収めたくて、何度も何度も雪を投げてましたね(笑)

夜はカマクラにキャンドルを灯したりして。
雪かきする度に小さいカマクラを作っていって、最大25個くらいのカマクラができました。

この辺の夜は真っ暗だから、本当に綺麗でしたよ。

ー本当に楽しそうですね(笑)他に移住して良かったことはありますか?

人のストレスは、都会にいたころよりも減りました。

田舎っていうと人間関係のしがらみが多いというイメージがありますけど、
原村は移住してきた人が多いからか、人付き合いで面倒を感じたことはありません。
いろんなこだわりを持って活動されていたり、新しいことをやっていこう、という人と知り合うことが多いですね。

メールとか電話とかで連絡を取り合わなくても、
「すぐだから」って言って、パッと会いに来てくれるのもうれしいです。

あとは、良い野菜が手に入ること!!

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とにかく楽しむ。地元の人とのつながりを大切に。

ーこれから商売をはじめたいという人に、アドバイスをお願いします。

やっぱり楽しむことじゃないですかね。楽しいと思うことをやる。
冬に水道管が二回も破裂しちゃったんですけど、それすらも楽しかったですね(笑)
お金はかかっちゃったけど・・・

この辺りでお店をやるなら、「がっつり稼ごう」って気持ちでいたら厳しいと思います。
もちろん生活を成り立たせなきゃいけないけど、自分たちが楽しむことが一番大事!

あと、地元の人たちに来てもらうこと。
観光シーズンは短い夏の間だけですから、地元の人が通ってくれるのは
とてもありがたいです。

ランチを始めて一ヶ月ちょっとですが、メニュー全制覇してくれている常連さんもいます。
いろいろなつながりが生まれて、客商売って本当に楽しいなと思いますよ!

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とにかく明るいひさこさんとお話ししていると、こちらまで楽しくなってきます。こだわりのアンティーク雑貨と野菜たっぷりのおいしい食事、原村の新名所になりそうです。

アンティークカフェ百白花
■住所 長野県諏訪郡原村上里17781-3
TEL  0266-55-2445

■営業時間 10:00~18:00

■定休日 毎水曜・第3木曜日

writer:及川 結