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[インタビュー] ペンションHimawari 河野秀男様 河野麻祐子様

2016.7.10

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素敵なお店や宿がたくさんある蓼科・八ヶ岳エリア。
本サイトをご覧の皆様のなかには、これから開業を目指している方もいらっしゃるでしょう。

「インタビュー」では、
蓼科・八ヶ岳エリアでお店や宿を営業されている方の
開業にあたっての想いや、これから開業される方へのアドバイスをお伝えしていきます。

今回は2016年7月清里にオープン予定のバリアフリーペンション「Himawari」のオーナー、河野さんご夫妻にお話を伺いました。
Himawariは、障害のある方も安心して楽しめる、バリアフリーペンション。ペンション開業にあたっての想いと物件探しのポイントを伺いました。

障害がある人もない人も、みんなで余暇を楽しみたい。

—バリアフリーペンションを始めようと思ったきっかけを教えてください。
大学を卒業してから、東京で約16年間養護学校の教師をしていました。
そこでは年に一回、子どもたちを連れてスキー旅行に行っていたんです。
今では“バリアフリー”という言葉もかなり浸透していますが、当時は駅やホテルもバリアだらけでした。
ホテルの客室に入るために、車椅子の子どもを担いで階段を登らなきゃいけないこともありました。

そういったハードの面でも障害を持つ方や、そのご家族は旅行が難しい状況でしたが、
ご本人やご家族が一番気にされていたのは、“心のバリア”です。

他のお客様やホテルのスタッフから、言葉に出ないバリアを感じてしまうことがありました。
「大丈夫ですよ、大したことじゃないですよ」と声をかけても、ご本人やご家族はどうしても気になってしまう。

オーナーの河野麻祐子さんと秀男さん。

オーナーの河野麻祐子さんと秀男さん。

そうしたバリアによって、どうしても外に遊びに出かける機会が減ってしまいます。
そのスキー教室が年に一度のレジャーで、夢のような機会だというご家族もいらっしゃいました。
そういう声を聞いていたので、障害をある方の余暇活動や、土日の過ごし方というのはずっと課題に感じていたんです。

そこで、「いつか障害のある人も、そうでない人も、みんな一緒に楽しめる宿を作ろう」という夢が生まれました。
漠然とした夢でしたが、18年くらいかけて、だんだんと実現に近づいていった感じですね。

スロープ付きのベランダ。

スロープ付きのベランダ。

物件は安全性重視。宿泊業としての責任を持つ。

—障害者福祉の現場にいるからこその発想ですね。どうして北杜市を選ばれたのですか?
北杜市には、昔からドライブや果物狩りでよく来ていたんです。
自然豊かで、関東からのアクセスも良くて、ペンションを始めるにもちょうど良いと思いました。
移住を決めたのは、今から5年前。3年かけて物件を探して、2014年3月に移住しました。

—物件探しのポイントを教えてください。
特に、建物の安全性は大切なポイントだと思います。
購入前に業者に建物審査を依頼し、屋根裏から床下まで調べてもらいました。
それなりに費用がかかりますが、宿泊業を営む以上、災害時にも安心できる建物なのかしっかり確認すべきです。
Himawariはバリアフリーペンションなので、客室が一階にあることも条件の一つでした。
万が一のことがあったときに、お客様が自力で逃げられるようにしなければなりません。

気持ち良く過ごしてもらう以上に、何かのときにも安全であることが大切だと思っています。
あと、うちは子どもがいるので、学校が近いこともポイントですね。
宿の営業に必要な条件と、生活に必要な条件と、両方を考えながらリサーチしていました。

客室に続くスロープ。 車椅子の方や、小さいお子様も安心。

客室に続くスロープ。
車椅子の方や、小さいお子様も安心。

志を灯し続けること。現実を見て地固めすること。

—これから宿を始めたい方にアドバイスをお願いします!
秀男さん:「やりたい!」と思ったら、まずはその気持ちを周りの人に話すこと。
そうしていると、周りの人がご縁を引き寄せてくれます。
自分の気持ちを人に話して、いつも小さな志を灯していれば、自分もそこに向かっていけるし、周りも気にかけてくれます。

麻祐子さん:私はどちらかというと、地固めをしたい人なんです。
半分くらい意志が固まったら、実際に移住して生活しながら、様子を見るのが良いと思います。
暮らしていくためにはいろいろとリサーチする必要があるし、
最初から100%の力で走ることは、人によっては難しい。
Himawariも、移住から2年間かけて、遂にオープンできることになりました。

秀男さん:一人が突っ走って、一人が地固めをして・・・バランスが大事ってことかなあ(笑)。

障害者福祉の現場で抱いた志を、ずっと心に灯し続けてきた河野さん。障害があってもなくても、アクティブにレジャーを楽しむ時代。ペンション開業という形でビジョンを実現させていく河野さんのお話に、ワクワクしっぱなしのインタビューでした。

ペンションHimawari
■ 住所 山梨県北杜市高根町清里3545-1597
■ TEL 090-9159-8501
 
■Facebook https://www.facebook.com/himawari1155/?pnref=lhc

writer:及川 結

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